「舞いあがれ!」第122話振り返り&第123話あらすじ
第122話(27日放送)で、貴司をパリに送り出した舞は翌朝、娘の歩(安井姫壱)を保育園へ連れて行き、刈谷らが働く「アビキル」へ向かった。めぐみは、社長業を継ぐと決意した章への引き継ぎに、祥子は貴司が留守にしているデラシネの店番へと家を出ていった。
今年中に有人フライトにたどりつくためにはアビキュラ2号のテスト飛行が少なく見積もっても500回は必要だった。さらに飛行試験を増やすために数字に強い人材が必要で、舞は刈谷に、同大の学生、森重朝陽(渡邉蒼)を紹介した。朝陽は、かつて五島で舞と暮らしたことがあり、現在は惑星探査ドローンの勉強をしている。刈谷は朝陽に、まだ整理できていないデータを見せグラフ化を頼んだ。
一方、貴司はパリで八木と再会。彼の部屋には貴司の第2歌集「連星」が置かれていた。貴司は、感想は聞きたくないとし、これで良いのかな、と思うような短歌をつづった本がそれまで以上にほめられるうちに一個も作れなくなってしまい、自分はまた逃げてしまったのかもしれないと打ち明けた。そしてその原因が結婚して幸せになったからだと考えるようになったと話した。
そんな貴司に八木は、かつて、詩を捧げたいと思う人がいたが、随分前に自ら命を絶ったと振り返った。辛くなると、その人がかつていた街を歩くという。その人の優しい声が聞こえてくることがあると述べ、貴司に「ほな行ってくるわ」と言って出かけていった。貴司が起きると八木はおらず、「呼ばれたから行くわ。パリでしばらく暮らしたらええ。誰の声が聞こえる?話したいことが見つかったら言葉にしてみ」という書き置きがあった。
第123話で、舞は週末もアビキルを訪れ、刈谷やかつてのサークルの仲間たちと、空飛ぶクルマの開発をサポートする。
舞は屋外飛行試験の申請など事務的な役回りを担当。だが、クリアしなければいけない懸案事項が多く、刈谷たちは、空飛ぶクルマを市場に出すため、安全性や環境適合性で機体設計が国の基準をクリアする型式証明を取得することの難しさを改めて実感する。