「自分も迷子の時期があった」と俵さん
貴司はかつて、高校卒業後に就職した会社で仕事と人間関係に行き詰まり、突然失踪したことがあったが、その時も身近な人々は彼の異変に気づかなかった。また、舞に対する恋心を抱えつつ、なかなか告白できなかった経緯もあり、SNSには「家族の前では明るく振る舞ってたのかな」「徹底的に自分が悩んでることを隠すタイプだから誰も気づかなかったんだろうな。1年以上気づかなかった舞ちゃんを責めてはいけない」「相変わらず自分の苦しみを他人に打ち明けることが苦手なんだね」「悩める姿見せられるのがリューさんだけなのが辛い」と思いやるコメントが寄せられた。
また、「孤独とどっぷり向き合う苦悩から生まれる、周囲に向かう細やかな温かい視線。それが創作のパワーの源だったのに」「貴司くん、旅へ出るんだ。幸福な日々に安住しては良い作品はできない。読者のために、そして何より自分自身のために」など、長年思い続けた舞と結婚、子供も生まれ、大好きな人たちに囲まれた穏やかな暮らしが、創作の妨げになっているのではないかと考える朝ドラファンもいた。
そんななか、自身のツイッターでたびたび貴司に向けた投稿を寄せている俵さんも、この日、「自分も迷子の時期があったから、貴司くん見てると辛い。追いかけると、歌は逃げていく。歌集のために短歌を作るわけじゃないし、私なんか7、8年あくこともザラだよ、リュー北條!」とツイートし、貴司をフォロー。この声に「万智さんでもそうだったら…みんな大丈夫」「この言葉を貴司くんに聞かせてあげたい!」「俵さんが言うなら間違いない!貴司くんと北條さんに言ってあげてください」などのリプライが寄せられた。