(WBC決勝、日本3―2米国、21日、米国・マイアミ)日本に敗れ、準優勝となった米国代表の主将、マイク・トラウト外野手(31)は「チームにとってはとてもタフな日にはなったが、僕たちは戻ってくる。自分も含めてチームメートの多くが本当に楽しめた。最高な10日間だった。シーズン中は対戦する相手だけど、今はチームメートになって素晴らしい大会を共に過ごした。WBCは自分にとって特別な経験となった」と初舞台を振り返った。
最後はエンゼルスの同僚、大谷翔平との〝夢対決〟で空振り三振に倒れ試合終了となり「望んだ結果ではなかったが、とても楽しい経験だった。野球ファンであれば誰もが見たかった対決、ラウンドワン(1回目の対戦)は大谷が勝った。クローザーとして出てきただけじゃなく、打者としてスタメンで出場。これ以上ないこと」と脱帽した。
最速は164キロも記録し、ラストボールはスライダー。「大谷はやばい球を持っている。101、2マイルで攻めてきて、最後に良い球で決めてきた」と語った。打席では目を合わせたが「大谷の方を見たけど、大谷は勝負師。戦うのが大好きな選手。だから大谷は最高なんだ」と明かした。
日本投手の前に3三振に終わり「素晴らしいラインアップ。投手陣はえぐい球を投げてきた。特に対戦経験がない相手ばかりだったから、もし2巡目が回ってきたらマシな結果になったかもしれない」と語った。