「罠の戦争」第10話あらすじ
亨は、自身を貶める報道が鶴巻の仕業だとにらみ、虻川が永田町に戻ってきたことにも一抹の不安を覚える。しかし、竜崎のある一言で、いつの間にか芽生えた政治家としての野心に火がつき、今度こそ鶴巻を完全に排除すると竜崎に宣言する。
後日、由貴が亨の留守中に事務所へやって来て、亨に頼まれたあるものを置いて帰る。権力を使って記事をつぶされて以来、由貴は亨のことが信じられなくなっていたが、ある思いから協力する気に…。しかしそれは、何者かの差し金だった。
鶴巻の不正を暴くことに躍起になる亨は、次第に代議士としての本来の職務をおろそかにするようになる。その影響は秘書たちにも及び、政策秘書の貝沼永太(坂口涼太郎)は愚痴をこぼし、蛍原梨恵(小野花梨)や蛯沢眞人(杉野遥亮)もまた、怪文書の一件で誰が事務所の内情をもらしたのか疑心暗鬼になっていた。亨の妻、可南子(井川遥)も、多忙を理由に家庭を顧みず、人が変わったかのような夫に複雑な思いを抱き始める。