17日のニューヨーク原油先物相場は反落し、指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しが前日比1・61ドル安の1バレル=66・74ドルと終値としては2021年12月以来、約1年3カ月ぶりの安値を付けた。欧米銀行の経営不安を背景に投資家がリスク回避の姿勢を強め、売り注文が優勢となった。
比較的な安全な資産とされる金には資金が流入し、17日のニューヨーク商品取引所の金先物相場は大幅反発して取引の中心となる4月渡しが50・50ドル高の1オンス=1973・50ドルで取引を終えた。中心限月の終値としては昨年4月以来、約11カ月ぶりの高値となった。(共同)