野村哲郎農水相は18日、来月開かれる先進7カ国(G7)農相会合に関し、食料安全保障が主要な協議テーマになるとの認識を示した。開催地の宮崎市で河野俊嗣知事らと会談後「ロシアのウクライナ侵攻以降、各国とも小麦不足の影響を受けた。食料自給率を上げる取り組みを情報交換する」と記者団に述べた。宣言採択に向けた調整を進めていることも明らかにした。
会合で議長を務める野村氏は、会場となるリゾート施設「シーガイア」内のホールを訪問。会合の成功に向け万全の警備態勢を取るよう関係者に指示した。収穫時期を迎える特産のマンゴー農園なども視察した。