林芳正外相は18日、外務省でドイツのベーアボック外相と会談した。東京電力福島第1原発事故を受けた欧州連合(EU)による日本産食品輸入規制の早期撤廃へ協力を要請した。また、中国が威圧的行動を強める東・南シナ海を念頭に、法の支配に基づく国際秩序の維持へ連携する方針で一致した。
林氏は、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分だと指摘し、「ドイツがインド太平洋地域への関与を強めていることを高く評価している」と伝えた。「グローバルサウス」と呼ばれる新興国、途上国の課題に寄り添った支援を行う重要性も確認した。