日本を代表するアニメ制作会社を深掘りする「THE ANIME STUDIO」が、18日深夜(19日午前)に放送される。国際放送のNHK WORLD向けに制作された番組の日本語版で、「Production I.G編」「TRIGGER編」「WIT STUDIO編」の3本(各28分)を一挙放送し、声優の諏訪部順一がナレーターを務める。
Production I.G編は、その名を世界に知らしめた「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」にフォーカス。押井守監督のクールな演出に注目が集まったが、同作の成功の鍵を握っていたのは代表の石川光久氏が集めたアニメーターたちだった。同シリーズのほか、「銀河英雄伝説 Die Neue These」や「鹿の王 ユナと約束の旅」なども取り上げ、知られざる「押井塾」でのアニメーター育成の舞台裏にも迫る。リポーターとして、アニメ好きで知られるモデル、市川紗椰も登場する。
TRIGGER編では、創業メンバーで同スタジオを代表する今石洋之監督が取り組んだ「サイバーパンク:エッジランナーズ」や、手加減なしの作り手の熱量が伝わってくる「プロメア」、話題の「SSSS.GRIDMAN」などにスポットを当て、将来を見据えて取り組んでいる新人アニメーター作画講義の指導風景も伝える。
WIT STUDIO編では、設立後、最初に取り組んだ「進撃の巨人」の制作の裏側や、超能力少女、アーニャの魅力を引き出し、世界的な人気につなげた近作「SPY×FAMILY」ほか、「王様ランキング」や「バブル」のクリエイティビティの秘密に迫る。