陸上自衛官だった五ノ井里奈さん(23)が在職時の性被害を訴えている問題で、郡山検察審査会(福島県)の不起訴不当の議決を受け再捜査していた福島地検は17日、強制わいせつ罪で元陸自隊員の男性3人=懲戒免職=を在宅起訴した。
五ノ井さんは福島県郡山市の郡山駐屯地に所属していた令和3年、隊員らに押し倒されるなどの被害に遭ったと訴え、3人が強制わいせつ容疑で書類送検されたが、不起訴処分となった。これに対し検審は4年9月、「被害者供述の信用性や目撃者の有無に関して、捜査を尽くしたとは言いがたい」として不起訴不当と議決していた。