スイスの金融大手クレディ・スイスの経営危機を巡り、鈴木俊一金融担当相は17日の閣議後記者会見で、「(国内外の)金融システムの安定性に与える影響について、強い警戒心を持って注視していく」と話した。
米シリコンバレー銀行の破綻以降、懸念が高まっている金融市場の混乱に対しては、欧米の金融当局が「流動性の供給など信用不安を拡大させない措置を講じている」と指摘。各国と連携する考えを示した。
日本は金融機関に十分な資本があるとして「金融システムは安定している」とも強調した。