下請け業者に支払う代金を不当に減額するなどしたとして、公正取引委員会は17日、下請法違反で、食品雑貨店「カルディコーヒーファーム」を運営する「キャメル珈琲」(東京都世田谷区)に減額分の支払いや再発防止措置を取るよう勧告した。
公取委によると、同社は令和3年5月~4年12月、オンラインストアでの販売に関し、菓子や雑貨などを納入する下請け業者58社に対し、代金から配送手数料として計約748万円を減額。また3年5月~4年7月、品質検査を行っていないにもかかわらず、商品に問題があるとして49社に対し計約305万円分の不当な返品をし、46社から返品にかかる「負担金」として約313万円を徴収していた。