こんにちは、フォトグラファーの吉田パンダです。今回は地元お散歩編。川沿いの高台に見晴らしの良いベンチがあると聞いたので、そこまで黒犬スキを連れて登ってみることにしました。
現在暮らしている町、ヴェルノン。第二次世界大戦で壊れてしまった橋が、今は観光名所になっています。
では、高台に向かいましょう。
住宅街の裏手は、もう森です。
「そこの人間。道に迷ったら、黄色い印を探すのじゃよ」
屋根ネコが助言をくれました。
少し歩くと、すぐに舗装のない道に。
「そろそろオヤツかな?」
今来たばっかりだから。
ところどころに倒れている細い木は、【暖炉の薪に良さそうだなー】という目で見てしまいます。
お、ありました、黄色い印。これは「ここは正しいハイキングルートです。一日以内に回れるコースなんでヨロシク!」という印です。印の色や形によって、意味が異なります。ランドネ(ハイキング)はフランスで最もポピュラーなスポーツ(というか運動)。ありとあらゆる場所でランドネコースが設定されていて、全コースの距離は延べ20万kmにも及びます(!)。
というわけで、登り続けて30分。
はい、あっさりベンチに到着しました。
「ついに着きました。登頂バンザーイ!とか言えばいいのか?」
全くやる気のない表情の黒犬です。いいよ、そういうのなくて。
川向こうには町全体を見渡せます。
「そしてオヤツを見渡すんですね!!」
目の色変わったなキミ。
ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ
人間おやつは頂きもののミニ煎餅。まだまだ桜には遠い、フランスはノルマンディー地方です。のどかだけど肌寒い春の陽光に、黒犬オヤツのにぼしが散りました。
ここは一応夕陽ポイントで、地元では「一組限定恋人たちのベンチ」と言われているんですが、背面の落書きがちょっと残念、、。そしてゴミ箱はもっと離して、木のベンチの方が良かった、、←注文が多い。
光のどかな、ハイキングルートのご紹介でした。次回はフランスのペットホテルを訪ねます。どうぞお楽しみに。