現在放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」で主演を務める女優の福原遥が17日、東京・渋谷のNHK放送センターを訪問。4月3日から放送が始まる「らんまん」で主人公役を演じる神木隆之介へのバトンタッチセレモニーを行った。
式典は神木演じる槙野万太郎が通う、東京大学植物学教室のセット内で行われ、福原から神木へとバトンが渡された後、両者の間でプレゼントを交換した。
少し「舞いあがれ!」ロスになっているという福原は、1年間にわたった撮影を振り返り「(出演者やスタッフの)皆さんと出会えたことが本当に私の一生の宝物だと思っております。『舞いあがれ!』という作品は、どんなに向かい風を受けてもそれに負けずに、諦めずに、ずっと頑張っていればすばらしい景色を見ることができるという思いをすごく感じた作品でした。私自身もこの作品で学んだことを胸に頑張っていきたいなと思っています」と語った。
一方、「何か新しい連続テレビ小説の形や表現に少しずつ挑戦していきたい」と意気込む神木は「福原さんが紡がれてきた、積み重ねてきたものをちゃんと引き継げるように、初回スタートを切りたい」と抱負を語り、「皆様の日常の一部となれる作品になれたらいいなと思っております」と力を込めた。
福原から贈られたプレゼントは、らんまんの番組ロゴをデザインしたサインボードで、「舞いあがれ!」の小道具制作に携わった板金加工の工場に作ってもらったもの。神木からは福原の誕生月(8月)の花、トルコキキョウと牧野博士の愛してやまなかった桜を手すきの土佐和紙で束ねた花束が福原に贈られた。