NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、ヒロイン梅津舞役を演じている女優の福原遥が、17日に放送された情報番組「あさイチ」(総合)のプレミアムトークにゲストとして生出演。ドラマ撮影時の思い出話に何度も感極まる福原に、MCの博多華丸・大吉が爆笑の気遣いを見せ、番組を盛り上げた。
この日の「あさイチ」には、舞の母、岩倉めぐみ役を演じる女優、永作博美がVTR出演。福原が常に前向きな姿勢で現場の空気を明るくしていたなどと裏話を披露した。ドラマはすでにクランクアップしており、永作はカメラに手を振りながら「舞~。おはようございま~す」と話しかけ、「『舞』と呼ぶのはこれで本当に最後かもしれませんね。これからも進歩していってください。一歩一歩です」とエールを送った。
メッセージを聞いた福原は永作について「たくさん甘えさせていただきましたね。思い出すと泣いちゃうんですけど…」とウルウル。大吉がすかさず「どうぞお泣きください」と声をかけ、「お顔がちょっと崩れたりしたら、私たちを映していただければ、なんとかつなぎますんで」とフォローして「優しい」と福原の笑いを誘った。
さらに永作は、一番印象深かったシーンとして、経営危機に陥った実家の工場「IWAKURA」をめぐみがたたむことを決め、それを初めて知った舞が「ずっと工場守ろうって頑張ってきたやん。今、売ってしもたら…。私も手伝うから!」と涙ながらに訴えた場面をチョイス。そのうえで「初めて舞とけんかをして『本気できたな』って思った。福原さんの意志を感じられて、彼女が一番成長したなって感じて、きちんとこっちに気持ちが届いた」と涙を流しながら振り返った。
永作の言葉に福原は「また泣いちゃう…」と涙目に。再び大吉が「どうぞお泣きください」と合いの手を入れ、「お母ちゃん(永作)がいなかったら頑張れなかった」と涙をこぼす彼女に華丸が「おとといのハンカチならあるんですけど…」と申し訳なさそうに差し出した。大吉は「ちょっとやめてください。昨日ならまだしも、いや昨日でもだめか」と制止。スタジオが笑いに包まれた。
3人の笑いと涙ありのやり取りに朝ドラファンは大喜び。とくに大吉の「お泣きください」は反響を呼び、視聴者から「大吉さんのパワーワード」「本日の名言」「大吉さんの優しさ」「大吉先生のこういうとこ好きだわ〜」「この間髪入れないタイミングが大吉センセの真骨頂ねw」などの言葉が続々。大吉の言葉に甘えて「大吉先生、私が泣いてます!」「遠慮なくずっと泣いてる。工場畳むかどうかのシーンの時のとかもう!!」と涙する視聴者も相次いだ。
華丸のハンカチに対しても「一昨日のハンカチw」「一昨日のってのが華丸師匠」「華丸さんそんなハンカチで、福原遥さんの美しい涙を拭こうとしないでー!」などのツッコミが殺到。過去に同番組でキャスターを務めていた元V6の井ノ原快彦が、当時共演していたMCの有働由美子アナウンサーやゲストらにたびたびハンカチを貸したり、ときに複数枚用意していたことを思い出したファンからは「イノッチ先輩を見習ってください」「華丸さんはイノッチにはなれなかった」といった声も聞かれた。