31日に本編が最終回を迎えるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、五島の小学校の先生、山口邦彦役を演じ、ドラマの「五島ことば」の指導もする俳優の永井響が17日、自身のツイッターを更新。「雪乃さんのアドリブの『およ』は本当に面白くて愛のある『およ』でした。現場で僕も見ていて笑いを堪えるのがとにかく大変でした笑」とつづり、この日放送された第116話で、ヒロインの義母、梅津雪乃(くわばたりえ)が口にした「およ」がアドリブだったことを明かした。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、主人公の舞(福原遥)がさまざまな人たちと出会い、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語の「舞いあがれ!」。雪乃は舞の夫、貴司(赤楚衛二)の母で、舞たちが暮らす岩倉家の隣家で、夫の勝(山口智充)とお好み焼き屋「うめづ」を切り盛りしている。
勝に叱られた雪乃が「およ」
この日は第24週「ばんばの歩み」(第112~116話)の最終日で、脳梗塞で倒れ左手などに麻痺が残った舞の祖母、材津祥子(高畑淳子)が五島を離れ、同市の岩倉家で暮らし始めた。舞は、実家の工場「IWAKURA」で働いていた笠巻久之(古舘寬治)とうめづで昼食をとり、知り合いの少ない祥子も誘った。
舞はお好み焼きを食べながら、笠巻に、子供向けの技術教室の先生役をやってくれないかと相談。その横で祥子は黙ってお好み焼きを食べていた。「ばんば、お好み焼きどう?」と聞く舞に祥子は「おいしか」と笑顔。その瞬間、祥子の様子をずっと遠目からうかがっていた雪乃が飛んできて、「ああ、ホンマですか!?よかった!うれしいわ!お好み焼きがお口に合うやろかどうやろかいうてもうドキドキしながら、チラチラチラチラ見とったんですよ~!」と喜んだ。