石橋貴明、ＷＢＣ１次リーグのＭＶＰはヌートバー！「大谷君が『日本の息子』なら、ヌートバーはそのいとこが春休みに来て楽しんでいる感じ」

ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）日本代表の大一番に日本列島が熱狂する。侍ジャパンがイタリアと対戦する準々決勝前日の１５日、芸能界きっての野球通で知られるお笑いコンビ、とんねるずの石橋貴明（６１）は東京都内でサンケイスポーツの取材に応じ、１６日の準々決勝イタリア戦を展望した。

１次リーグのＭＶＰには「１番・中堅」で４試合に先発して打率・４２９、出塁率・５７９のラーズ・ヌートバー外野手（２５）を選び、「わずか４試合で日本人の心をつかんだ。大谷（翔平）君が『日本の息子』なら、ヌートバーはそのいとこが春休みに遊びにきて一緒に野球を楽しんでいる感じ。将来、日本の球団でプレーしたら大人気だよね」と称賛。

「もう、活躍する度に球場で『ヌ～！』って言っちゃって。マット・クーチャー（米ゴルファー）の『ク～！』を思い出したよ」とご機嫌だ。

準々決勝はダルビッシュ有投手（３６）が第２先発として登板するとみられるが、「もったいないから準決勝まで温存して」と熱望。同投手が登板した場合は「去年、吉井（理人）投手コーチが『アメリカのスカウトに見せつけてやればいい』と言っていた」と、準決勝は佐々木朗希投手（２１）、決勝は山本由伸投手（２４）の先発に胸を躍らせた。

ここまで打率・１４３と不振の村上宗隆内野手（２３）について「（監督の）栗山（英樹）さんの性格上、決勝まで４番から外さないと思う」とキッパリ。右手小指骨折の源田壮亮内野手（３０）に代わり、遊撃手で先発濃厚の中野拓夢内野手（２６）には「プロとして名前を売るチャンス。死ぬ気でやってほしい」と期待した。

「今は集中してほしいから」と選手への連絡は控えているが、準決勝へのフライトのタイミングで「『優勝トロフィーを持って帰ってきてくれよ』と連絡しちゃうかも」とウズウズ。３大会ぶりの世界一奪還に向け、「『やっぱり野球って素敵だな』と思える３試合を」と野球小僧のように瞳を輝かせた。