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女優、吉永小百合(78)が15日、東京都内で行われた主演映画「こんにちは、母さん」(山田洋次監督、9月1日公開)の完成報告会見に出席した。俳優で歌手、寺尾聰(75)ら追加キャストが発表され、小百合と寺尾は54年ぶりの共演が実現。夫を亡くした母親を演じる小百合は寺尾演じる牧師に恋心を抱く役どころで「映画の中で恋をしています…」と恥ずかしそうに明かした。
役作りでカットしたショートヘアで春めく小百合が、〝満開〟の笑顔で恋バナに花を咲かせた。
通算123本目の出演映画となる主演作「こんにちは、母さん」は東京・下町が舞台。仕事や娘との関係に悩み実家に戻った息子と、以前よりも生き生きと暮らす母親が新たな人生を歩み出そうとする家族の物語だ。
この日は母親・福江役の小百合、息子・昭夫役の大泉洋(49)、その娘・舞役の永野芽郁(23)に加え、追加キャストの発表で牧師・直文役の寺尾らが登壇。劇中では夫が他界し、1人で足袋店を営む福江が、純粋な性格の直文に好意を寄せる展開となる。
1969年放送のフジテレビ系「愛ある限り」以来54年ぶりに大女優と共演する寺尾は、今回の撮影で「小百合さんが当時の写真をスマホで見せてくれました」とうれしそうに報告した。