侍ジャパン・ダルビッシュ、日本での登板は現役最後の可能性「しっかり感謝を持ってやりたい」 世界一09年の伝説救援再現だ/WBC

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キャッチボールで調整するダルビッシュ。表情にも気合がこもる(撮影・中井誠)
キャッチボールで調整するダルビッシュ。表情にも気合がこもる(撮影・中井誠)

あとは任せろ!! ダルビッシュ有投手(36)=パドレス=は15日、イタリアと対戦する16日の準々決勝(東京ドーム)に向けて、キャッチボールなどで最終調整した。10日の韓国戦に先発した右腕は、この試合から救援としてブルペン待機となる見込み。2009年の第2回大会決勝で抑えを務め、胴上げ投手となったチーム最年長は、先発・大谷のあとを受けての登板が見込まれる一戦へ「(日本で)最後になる可能性がある。感謝を持って投げたい」と好投を期した。

任されたポジションが変わろうと、チームのために腕を振ることに変わりはない。準々決勝から救援待機となるダルビッシュは、冷静に集中力を研ぎ澄ませた。

「特にそこ(役割の違い)は深く考えず、先発と同じように投げたい」

先発を託された10日の1次リーグ・韓国戦では3回3失点で降板。2月14日に帰国し、大会ルールにより実戦登板なしのぶっつけで臨み、本領発揮といかなかった。

ただ、その試合を経て不安は解消。準々決勝を含めた残り試合数と、先発投手の兼ね合いで、ここからは勝負どころで救援として出番を待つことになるが「(状態は)すごく良くなっている。思った通りに投げられるようになってきて、球も走るようになってきている」と手応えを示した。

1次リーグを終え、腰の張りを訴えていた栗林がチームを離脱。守護神に考えられていた右腕が不在となり、その穴を埋める存在として、大きな期待がかかる。

2009年、WBC決勝の韓国戦で最後の打者を三振に打ち取ったダルビッシュ有(2009年03月24日撮影)

〝配置転換〟への不安はない。チーム最年長の右腕には、日米通算188勝の実績に裏打ちされた技術に加え、前回出場した2009年の第2回大会の経験がある。当時は2次ラウンドまで2度先発した後、米国との準決勝、韓国との決勝で抑えを務めた。最後の打者を空振り三振に仕留め、胴上げ投手としてマウンド上で両腕を広げて歓喜した姿は、WBCの名場面として多くのファンの脳裏に刻まれている。

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