記者の目

侍ジャパンで存在感を放つメジャー組 国内組との「化学変化」でチームがより魅力的に

サンスポ
侍ジャパン・ダルビッシュ有(中央)は強化合宿のときから国内組との融合を大切にしてきた
侍ジャパン・ダルビッシュ有(中央)は強化合宿のときから国内組との融合を大切にしてきた

1次リーグB組を4連勝で1位突破した侍ジャパン。グラウンド内外で存在感を放っているのはやはり、メジャー組だ。栗山監督は国内組との融合を「化学変化」と形容する。

宮崎での強化合宿最終日、ダルビッシュはこう締めくくった。「今の日本にはこういうことが必要だと思っている」。2006、09年にWBCで優勝し、21年には東京五輪で金メダル。代表選手は国民の関心を集め、期待は両肩に重くのしかかる。代表合流前に「戦争にいくわけではない」と表現したように「野球を楽しむ上ではこういう雰囲気がいい」と選手の気負った気持ちを取り除いた。

ダルビッシュはチームメートになじむことに苦労していた宇田川を溶け込ませ、大谷は力む4番・村上の肩を優しくもんで「ナイス」と前を向かせる。ヌートバーは代表入りの喜びを感情とプレーで最大限表現する。

世界一を目指す以上、重圧は避けられない。メジャー組がもたらす影響はプレーでの貢献以上に、選手のマインドに影響を与えている。ともにする時間が長いほど、多大な「化学変化」を生み、侍ジャパンは魅力的なチームになっていくはずだ。(侍ジャパン担当・横山尚杜)

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