大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、主人公の梅津舞(福原遥)がさまざまな人たちと出会い、挫折と再生を経験しながら、飛ぶ夢に向かう姿を描くNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(総合など)。第24週「ばんばの歩み」の第114話が15日、放送される。
これまでの「舞いあがれ!」
父、岩倉浩太(高橋克典)の急死で、実家の工場「IWAKURA」の経営者になった母、めぐみ(永作博美)を支えるため、パイロットの夢を諦めてIWAKURAの正社員になった舞。入社後、営業のエースとして活躍し、2015年3月に幼なじみの貴司(赤楚衛二)と結婚した。
同市で町工場の騒音が問題になると、舞は住民に工場のことを理解してもらおうと「オープンファクトリー」を開催。その活動を間近で見てきた新聞記者の御園純(山口紗弥加)は、工場同士を横につなげて新しい製品を作るという仕組みに可能性を見出し、舞に起業を提案した。舞は同市のため、御園とIWAKURAの子会社「こんねくと」を設立。まず町工場の技術を集めたランプを制作した。その完成度は高く、大手インテリアメーカーから取り扱い依頼が届いた。舞はこれを東大阪の技術を知ってもらうチャンスと考え、製造・販売権を譲渡。その後に制作したチタン製アクセサリーも評判となり注文が殺到した。
2016年8月、舞は無事に女児を出産。貴司と相談し、「何があっても負けずに一歩一歩進んで欲しい」との思いから、歩(あゆみ)と名付けた。2人の幼なじみで看護師として働く望月久留美(山下美月)は、ドクターヘリに乗って勤務するフライトナースの面接に受かり、秋から長崎県の病院へ行くことになった。そんな彼女に舞の兄、悠人(横山裕)が思いを伝え、2人は付き合うことなった。
2年後、歩もすくすくと育ち、こんねくとの仕事も順調に進むなか、舞はめぐみからの電話で、五島にいる祖母、祥子(高畑淳子)が船で倒れて入院したことを聞かされた。