阪神D1位・森下翔太が地元に凱旋 「思い出」のハマスタで開幕スタメンつかむ

サンスポ
阪神・森下翔太
阪神・森下翔太

横浜、初凱旋! 阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が14日からのDeNA2連戦で、プロ入り後初めて地元の横浜に凱旋する。東海大相模高時代以来となる横浜スタジアムでの一戦には、両親も観戦に訪れる予定。「思い出が一番ある」と振り返るハマスタで、そして両親の前で快音を響かせ、開幕スタメンをつかみ取る。


将来を夢見て白球を追いかけたグラウンドに、虎の〝ハマっ子〟が帰ってくる。プロとしての成長を地元のファンに、そして両親に示す格好の舞台。森下は横浜への初凱旋に燃えていた。

「ハマスタ(横浜スタジアム)が一番(野球を)見に行った球場でもあるし、思い出が一番ある球場でもある。地元なので、いい姿を見せられたらと思います」

生まれも育ちも横浜。父・善文さんの影響で野球を始めたのは6歳のときだった。ハマスタには何度も足を運び、将来の夢と定めたプロ野球選手の華麗なプレーを、目を輝かせて見つめてきた。

東海大相模高時代は、甲子園を目指して北神奈川大会で熱戦を繰り広げた舞台でもある。「3年夏の準々決勝、県相(県相模原)戦ですね」。高校通算57本塁打の中で、ハマスタで最後に打ったホームランは、すぐさま思い浮かぶほど鮮明な記憶。6―8の九回に同点2ランを放ち、サヨナラ勝ちにつなげた。

少年時代の憧れ、高校時代の悔しさや栄光。さまざまな思いが詰まったグラウンドに、プロ野球選手として戻ってくる。その瞬間を、両親も見届けてくれる。14、15日の両日ともに父と母・ゆりさんが観戦する予定。タテジマでのプレー姿をみせるのは、プロ入り後初めて。森下にとって一番のファンが、スタンドからエールをくれる。

ここまでオープン戦は8試合に出場して打率・300(20打数6安打)、1本塁打、4打点。10日の日本ハム戦(甲子園)では本拠地初アーチを放った。状態も上向きで乗り込む故郷。開幕カード(京セラ)を戦うDeNAから快音を響かせれば、開幕スタメンもより一層近づく。何より両親に、結果で恩返しすることもできる。

「嫌な印象を相手チームにつけるためにも、毎回毎回、自分らしいスイングをしていきたいなと思います」

昨季、チームは横浜で屈辱の8連敗を喫し、2勝11敗と大きく負け越した。地元を、負の連鎖にまみれた場所にはしておけない。横浜の虎党、そして両親を笑顔にするフルスイングで、シーズン前に虎の苦手意識を吹き飛ばす。(原田遼太郎)

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