ノルディックスキーのW杯ジャンプ女子個人第24戦で、高梨沙羅(クラレ)は雪の舞った復帰戦で2回目にK点(123メートル)まで0・5メートルに迫り、負傷の影響が心配された着地も無難にまとめた。世界選手権の最中だった2月24日の練習で転倒し、脛骨骨挫傷で無念の離脱となった第一人者は「(戻ってきて)雪の中で飛べるのはすごく幸せ。自然の中で競技ができているありがたさをすごく感じられた」と笑った。
今季中の復帰は厳しいとの見立てもあったそうだが、何とか間に合わせた。「本当に周りの人に助けられた。感謝の気持ちでいっぱい」と言葉に実感を込めた。(共同)