全国高校駅伝で5度優勝している福岡県大牟田市の私立大牟田高で駅伝部の監督を務めていた50代の男性教諭が、部員の男子生徒に対し、複数回平手打ちするなどの体罰をしていたことが14日、高校への取材で分かった。教諭は学校の調査で体罰を認め、保護者に謝罪した。監督を外れ、謹慎中という。
高校によると、教諭は昨年8月、長野県での合宿中、宿舎内で3年生の男子部員に複数回平手打ちした。今年2月27日、「大牟田高駅伝部で体罰が行われている」という趣旨の匿名の通報があり、学校の調査で判明した。
高校は「体罰があった事実を申し訳なく思っている。研修などで再発防止に努める」としている。他に同様の事案がないか調査を進め、教諭の処分を検討する。