米国務省のプライス報道官は13日の記者会見で、中国の習近平国家主席が近くロシアを訪問するとの報道に関し「ウクライナ侵攻を終わらせるために、中国が影響力を行使することを望む」と語った。これまでの中国の対応に関しては「中立を装い、経済、政治、外交面でロシアによる侵攻を支援している」と批判した。
ロイター通信は習氏が来週にもモスクワでプーチン大統領と会談すると報じている。
プライス氏は米中間で衝突回避のため対話を維持する重要性を強調。12日に選出された李尚福国防相がロシアからの武器調達を巡り2018年に米国の制裁対象に指定された点に関しては「米国の利益にかなう時に対話する用意はできている」と語った。米軍が中国偵察気球を撃墜した直後に中国がオースティン国防長官の対話申し入れを断ったと重ねて批判した。(共同)