新型コロナウイルス感染対策のマスクについて、「個人の判断に委ねる」と着用ルールを緩和する政府の新方針が13日から適用されたなか、厚生労働省のマスク着用の考え方に対するさまざまな意見がSNSに寄せられている。
厚生労働省はHPで、マスクの着用について、「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断が基本となる」と改めて強調。そのうえで医療機関を受診したり、高齢者施設などを訪ねる時や、通勤ラッシュ時など混雑した電車・バスに乗車する場面では、周囲に感染を広げないために「マスクを着用しましょう」と呼びかけた。また、高齢者、基礎疾患を持つ人、妊婦ら、重症化リスクの高い人が感染拡大時に混雑した場所へ行く時は「マスク着用が効果的」とし、「事業者の判断でマスク着用を求められる場合や従業員がマスクを着用している場合がある」と補足した。
同省は12日、公式ツイッターを更新し、これらを周知。SNSには「コロナ前の状態に一部は戻った感じかな」「大きな決断高く評価します」「どこでも外していいわけじゃない」「混雑する電車・バス、病院などは本日以降もマスク推奨 TPOにあわせる判断はこれからも必要」「最初から特定施設は着用義務化にしといたらええやん」などの反応が寄せられた。一方、「病院ではつけて欲しいな、だと揉める原因」「飲食店や公共施設などでマスク着用求められても『個人の判断だろ』とか言う人出てきそう」などのトラブルを懸念する声も。「少し早すぎたんじゃないのかね?今はマスクしながら皆好きにやってるじゃん。それでいいと思うよ」「病院や通勤電車に乗るならマスク推奨とするなら、まだ原則着用で良いんじゃないの??」と書き込むネットユーザーも見受けられた。