大阪府摂津市新在家の民家で、母親が殴られて死亡した事件で、大阪府警摂津署は12日、傷害容疑で、同居する長女で無職の山田康子容疑者(33)を逮捕した。「母を数発こぶしか平手で殴ったが、鼻に当たったかは分からない」と大筋で容疑を認めているという。同署は傷害致死容疑を視野に捜査を進めている。
逮捕容疑は11日午後1時半ごろから約15分間、母親の淳子さん(56)の顔を断続的に数回殴り、けがをさせたとしている。
同署によると、山田容疑者は暴行の後に「もみ合った後、(母の)意識、呼吸がなくなった」と自ら119番。調べに対し「口げんかに終わると思ったが、手を出されて、思わずやり返した」と供述。同署は暴行に至った詳しい経緯を調べている。