世界遺産・金閣寺(鹿苑寺、京都市北区)は18日から、境内の桜をモチーフにした御朱印を授与する。桜模様の台紙に「淡墨桜(うすずみざくら)」と書かれた特別仕様で、3千枚限定。
淡墨桜は淡墨公園(岐阜県本巣市)にある日本三大桜の一つで、樹齢1500年を超えることから長寿の桜として知られる。
平成5年、日本画家の加藤東一氏が金閣寺・大書院の襖絵に淡墨桜を描いた縁で、約25年前に地元から寄贈された苗木が、金閣を囲む鏡湖池(きょうこち)の周囲に1本植えられている。
金閣寺では昨秋と今年の正月にも特別仕様の御朱印を授与しており、今回は寺にちなむ春らしいものとして淡墨桜が選ばれた。寺の担当者は「長寿の桜のように皆さまが長く繁栄できることを願って御朱印をお書きしたい」と話している。
淡墨桜の御朱印は1枚500円で、境内の朱印所で午前9時~午後5時に授与される(なくなり次第終了)。朱印所までは拝観料が必要。問い合わせは金閣寺(075・461・0013)。