全国で相次ぐ強盗事件で、警視庁暴力団対策課が東京都目黒区内で発生した強盗傷害事件に関与したとして、男2人を強盗傷害などの容疑で再逮捕したことが8日、捜査関係者への取材で分かった。2人は東京都中野区で発生した強盗傷害事件ですでに逮捕されていた。
捜査関係者によると、強盗傷害などの容疑で再逮捕されたのは、大古(おおこ)健太郎容疑者(33)と山田雅也容疑者(22)。2人は12月2日未明、目黒区内のマンションで、住民男性から金品を奪おうとし、けがを負わせたとしている。
捜査関係者によると、2人は中野事件で逮捕され、捜査の過程で関与が浮上したという。事件には少なくともほかに1人が関与したとみられ、暴対課が行方を追っている。
一連の強盗事件では「ルフィ」や「キム」などを名乗る指示役が確認されており、暴対課は指示系統や関連を調べている。