新型コロナウイルス感染症が「5類」に移行するのに伴い、基本的な感染対策として個人に求められる「新たな健康習慣」の案を、厚生労働省の専門家組織の有志らがまとめたことが分かった。マスクの着用や換気、手洗いなどを「感染防止の五つの基本」とした。8日に開かれる会合で示される見通し。
五つの基本は「体調に不安や症状がある場合は、無理せず自宅で療養するか受診」「場に応じたマスク着用や、せきエチケット」「換気、3密(密閉、密集、密接)の回避」「手洗い」「適度な運動と食事」。
有志の案では、地域での流行状況に関心を持ち、自らの感染を防ぐとともに「身近な人を守る、ひいては社会を感染症から守ることは重要だ」と指摘。呼吸器疾患は、高齢者には生命に関わるリスクが高いため「高齢者に感染が及ばないような配慮は重要だ」とした。