米ホワイトハウスは7日、韓国の尹錫悦大統領が4月26日に米国を国賓訪問すると発表した。今年は朝鮮戦争の休戦協定調印後に米韓同盟が結ばれてから70年に当たる。バイデン大統領は首脳会談で、中国や北朝鮮をにらんで同盟の強固さや韓国防衛への揺るぎない関与を強調する。
バイデン氏が外国首脳を国賓として迎えるのは昨年12月のフランスのマクロン大統領以来で2人目。夕食会も予定する。
サムスン電子や現代自動車など韓国企業が米国への大規模投資を表明し、尹氏の訪米の後押しになったとされる。ホワイトハウスのジャンピエール報道官は7日の記者会見で「両国の関係はさらに緊密になるだろう」と述べた。
バイデン氏は昨年5月、尹氏の就任直後に韓国を訪問した。今月5日には日韓が元徴用工訴訟問題の解決に向けた対応を発表したことを「画期的だ」と評価。ジャンピエール氏は「米国は日米韓の関係を効果的に強化してきた」と語った。(共同)