松野博一官房長官は8日午前の記者会見で、政府と経済界、労働団体が賃上げに向けて意見交換する「政労使会議」を15日に開催する方向で調整していると明らかにした。「賃上げを進めるにあたり経済界、労働界とコミュニケーションを取りながら進めていくことは大切だ」と述べた。
その上で「目下の物価高に対する最大の処方箋は、物価上昇に負けない継続的な賃上げを実現することだと考えている」と述べ、価格転嫁対策や中小企業支援などに取り組み、賃上げを後押しする考えを示した。令和5年春闘について「最大限の賃上げを期待したい」とも強調した。
政労使会議の開催は平成27年以来で、約8年ぶりとなる。