与野党は8日、参院憲法審査会幹事懇談会を国会内で開き、参院では今国会初となる憲法審の開催日について協議した。自民党は3月中の実施を提案したが、立憲民主党は参院予算委員会で令和5年度予算案を審議している間は反対だと主張し、折り合わなかった。引き続き議論する。
憲法審で扱うテーマとして、山本順三与党筆頭幹事(自民)は隣接県を一つの選挙区にする「合区」のほか、衆院で議論が進む緊急事態条項を提唱した。
小西洋之野党筆頭幹事(立民)は憲法21条が保障する「表現の自由」の観点から、放送法を巡る問題を取り上げるべきだとの認識を表明。同性婚の論議も必要だと訴えた。