(オープン戦、ソフトバンク6―0ヤクルト、7日、ペイペイD)ヤクルトは先発のサイスニード投手(30)が今年初登板で2回無失点と上々の仕上がりぶりを見せた。高津臣吾監督(54)は家族の事情で来日が遅れた助っ人右腕の状態にホッとした表情だったが、打線は4安打無得点で、なかなか結果が出ない若手野手陣に発破をかけた。
――サイスニードは今年初の実戦登板
「よかったね。キレもあったし、制球もそこそこできていたんじゃないかなと。初めての実戦登板にしては非常によかったんじゃないかなと思いますね」
――変化球も操れていた
「ちょっと心配したんだけど、少し遅れて入国してね、全体的に遅れているんじゃないかなと思ったんだけど、きょうのピッチングを見ればそうでもないかなと。しっかり段階を踏んでいい感じで来ているのかなと思いましたね」
――今年も先発の中心として回ってほしい
「そうですね。先発ピッチャーはしっかりした人を何本かそろえたい。その中の1本だと思っているので、けが無く、ローテーションを崩さず1年間投げ切ってほしいという思いは強いですね」
――きょうの内容を見れば開幕からローテーションで頑張ってくれる
「そうですね。その通りだと思います。このまま順調に進んでいってほしいなと思いますね」
――2番手の金久保(4回6失点)
「いい球もたくさんあるんだけどね。1球ずつ見ると『おおっ』と思う球もあるんだけど、全体的に見るとその確率が悪かったり、ランナーが出るとスピードが落ちてしまったり、変化球の制球が乱れたり。そういうのがある。そこが1軍で活躍するとか、次のステップへ、次のレベルへ上がっていくところの難しいところなのかなという風に思いましたけど」
――打線は若手にアピールしてほしい
「ちょっと消極的に見えるかな。ブンブン振り回せというわけではないけど、ランナーがたまったところで初球を見逃してみたり、そういうのはあまり好きじゃない。もっともっと先に行けば難しいこともたくさんあって、悩まないといけないところもたくさんあるんだけど。今のうちはしっかりバットを振ってね。思い切りよくノビノビとやってくれたらいいんだけど。結果を欲しがっているというか、結果が出ることに怖がっているように見えてしようがないですね」
――サイスニードは開幕投手候補の1人
「そうですね。その通りです」
――金久保の課題は走者を置いてからの投球なのか、スタミナ面なのか
「どうなんですかね。どちらもでしょうね。ランナーを出してからもそうですし、スタミナのところもそうですし。どちらもじゃないですかね」