プロボクシング前4団体世界バンタム級統一王者で、WBC、WBO世界スーパーバンタム級1位の井上尚弥(29)=大橋=が6日、東京・港区のグランドハイアット東京で会見し、5月7日に横浜アリーナでWBC、WBO王者のスティーブン・フルトン(28)=米国=に挑戦すると発表した。試合はdTVがリニューアルされ、4月12日に提供開始されるLeminoで独占無料生配信される。
井上は昨年12月にポール・バトラー(英国)を11回KOで破ってアジア選手初の4団体統一を果たした。1月にバンタム級全王座の返上と1階級上のスーパーバンタム級転向を表明。同級初戦で、WBA、IBF統一王者のムロジョン・アフマダリエフ(28)=ウズベキスタン=と同級の世界王座を分け合うフルトンへ挑戦する。
フルトンは高い技術力を持ち、接近戦とアウトボクシングの両方を行うことができる。デビュー戦から同級で闘ってきており、身長169センチ、リーチ179センチと身長165センチ、リーチ171センチの井上を体格で上回る。
井上は前WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(33)=志成=に続く、日本選手2人目の世界4階級制覇、日本選手初の2階級での統一王者がかかる一戦となる。
プロ戦績は井上が24戦24勝(21KO)、フルトンが21戦21勝(8KO)。