体調不良を理由にレギュラー番組の収録などを1カ月以上休んでいたお笑いタレント、ケンドーコバヤシ(50)MCの漫画専門番組「漫道コバヤシ」(CSフジテレビONEオリジナル番組)が放送10周年を迎え、このほどヨシモト∞ホール(東京都渋谷区)で番組初の公開収録を行った。
収録は、ONEでレギュラー放送中の「野性爆弾のヴィンテージ王国」とのコラボ企画となり、プライベートでも仲良しのくっきー!(野性爆弾)とともにMCタッグ、アシスタントMCに元AKB48で2代目グループ総監督も務めた横山由依も加わった。さらにスペシャルゲストとして漫画家ユニットのゆでたまご・嶋田隆司氏、バカリズム、川島明(麒麟)も姿を見せ、漫画を愛するメンバーによる2時間ノンストップの“暴走”トークを繰り広げた。
それぞれがコミック本を持ち寄り、独自の感性で魅力を披露する「俺の漫画大賞」に始まり、「くっきー!の最強学生賞トーナメント観戦記2023」、後半は嶋田氏が登場し、伝説のムエタイ漫画「蹴撃手マモル」の舞台であるタイ・バンコクへケンコバが聖地巡礼ロケしたVTRが流れると思わぬ展開に…さらに「キン肉マン」を題材にした嶋田氏への質問コーナー、ディープな制作裏話などファンならずとも必見の永久保存版のプログラムとなっている。
収録後、ケンコバは「まさか、僕のバンコク調査VTRがみんなからブーブー言われるとはね。“大変ですね~”とみんなが言ってくれるものかと思っていたけど、シミュレーションと違った」と少々不満顔。
くっきー!も「コーナーを背負わせてもらって自分の中では会心だったけど、思いのほかお客さんの反応が…」と戸惑い、ケンコバは「こっちが大笑いしているのにお客さんがついてこないという若手芸人以来の久々の感覚」と苦笑いだった。
嶋田氏への矢継ぎ早の質問については「マジでNGなしで答えてくれた。漫画界、プロレス界にとっても答えが出ていないことだから。30年分の真実が明かされた」とケンコバ。その後も「ドラマの脚本はほぼ漫画の影響」(バカリズム)、「主人公がバレリーナを目指す漫画『トウ・シューズ』で身長が低いなどいろいろあるけど“99%ダメでも1%あるならそれにかけてみる”というせりふがずっと心に残っていた。できないと言われても挑戦しようということを学んだ」(横山)など熱い漫画愛が続いていた。
「漫道コバヤシ10周年公開収録SP『ケンコバ・くっきー!の漫道王国』」は、25日午後11時からONEスポーツ・バラエティ/ONEsmartで放送・配信。完全版は4月29日午後9時からJ:COMプレミアチャンネルで放送、同30日からJ:COMオンデマンドで配信される。