プロボクシング東洋太平洋バンタム級タイトルマッチ(東京・後楽園ホール)の前日計量が3日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。初防衛を目指す王者の千葉開(30)=横浜光=はリミットより200グラム軽い53・3キロ、前王者で同級6位の栗原慶太(30)=一力=はリミットの53・5キロでともに1回でクリアした。
両者は昨年9月に王者だった栗原の初防衛戦として拳を交え、千葉が12回TKO勝ちした。契約で再戦条項があり、今回はダイレクトリマッチとなる。
この日に30歳となった千葉は「初防衛を意識することはなくて、また挑戦者のような気持ちで挑戦していきたい」と心構えを示した。栗原は前回の試合で接近戦に持ち込まれ、得意の強打を当てられなかった。今回はスパーリングの数を増やして接近戦にさせないことと、接近戦でも闘えることの両方を強化してきた。「自信を持ってリングに上がれる準備をしてきた。世界を目指していることに変わりはない」と力強かった。
プロ戦績は千葉が18戦15勝(9KO)3敗、栗原が24戦16勝(14KO)7敗1分け。