三重県警は2日、2013年ごろから両親の遺体を同県四日市市本郷町の当時の自宅に放置したとして、死体遺棄の疑いで同市の無職世羅直樹容疑者(63)を逮捕した。容疑を認め「10年近く前に両親は死んだが、手続きをすることもなく放置していた」と話しているという。
逮捕容疑は13年ごろ、同居していた父親太市さんと母親雅子さんの死亡を知りながら、遺体を今年2月末まで新聞紙をかけるなどして隠して放置、遺棄した疑い。遺体は白骨化しており、県警は詳しい死因などを調べる。積極的な加害行為が疑われる形跡はないという。
(修正前:2月27日)2月17日に市の担当者から「両親と連絡が取れない」と連絡を受けた県警が家の中を調査。室内にごみなどが散乱して同日中に発見できず、翌28日になって遺体を確認した。
現場は近鉄川原町駅近くの住宅街。