神戸大は3日、学生にアカデミックハラスメントをしたとして、50代の男性准教授を停職4カ月、60代の男性准教授をけん責の懲戒処分にしたと発表した。
大学によると、50代准教授は令和3年夏ごろから、博士課程への進学を希望する女子学生に「(自分には博士課程の)指導は能力的に無理」などと伝え、研究指導を放棄。女子学生は研究室を移り、研究分野の変更を余儀なくされた。
60代准教授は同2~3年、男子学生2人に長時間にわたり「おまえみたいな成績悪いやつが研究を楽しいと思えるわけがない」などと言い、学生1人は適応障害、もう1人はうつ状態となった。
神戸大は「このような事案を踏まえ(アカハラ)防止対策に万全を期したい」としている。