2月は6地区のナンバーワンレーサーを決めるGⅠ地区選手権競走で大いに盛り上がりました。3月にはいよいよ16日から今年初のSGボートレースクラシックが東京・ボートレース平和島で開催されます。ぜひご観戦ください。その前に同じ東京・多摩川で6日からGⅠ開設68周年記念ウェイキーカップが行われます。ウェイキーはウエキと似ているので私も注目しています(笑)。地元から濱野谷憲吾選手、関東地区選手権を制した石渡鉄兵選手など、群馬県から毒島誠選手、埼玉県から桐生順平選手とエースが出場し楽しみです。今回は参加レーサー中最年少でGI九州地区選手権を優勝した新鋭・末永和也選手(佐賀)について書きます。ボートレースウイークリーではヤングレーサー紹介のコーナーでお伝えしました。
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■末永和也(24)124期、登録番号5084号、GⅠ優勝1回。
末永選手はレベルが上がった若手レーサーの中でも注目されています。末永選手と多摩川といえば昨年9月のPGⅠヤングダービーです。みごとに優出を決め、優勝戦では最後の最後までトップを航走する近江翔吾選手(香川)を追うレースに多くのファンの皆さまは注目されたと思います。
結果は3周2マークで振り込んでしまいなんとか6位でゴールでした。この時の悔しさや応援してくれているファンの皆さまへの思いは彼にしか分からないと思います。
この3周2マークの失速は後続ボートが次々にターンしてくる危険なシーンでもありました。その中を誰1人ケガなくゴールラインを通過したことはヤングレーサー世代全体のテクニック向上と末永選手が持っている強運なのかもしれません。