島根県警は2日、複数の女性職員に対し、セクハラ発言をしたとして、松江署長の鍜冶幸正警視正(57)を本部長訓戒の処分にした。県警本部への報告を怠ったとして同署の40代の男性警視を本部長注意処分にした。
県警監察課によると、鍜冶署長は昨年4月ごろ~今年2月初旬、勤務時間中に署内などで複数の女性職員に対し、容姿や体形、プライバシーに関する不適切な発言を繰り返した。「大変反省している。嫌な思いをした職員に申し訳なく思っている」と話しているという。
監察課は2月に鍜冶署長の行為を把握。男性警視はそれ以前からセクハラ発言を認識していたが県警本部に報告しておらず、認識が甘かったとして処分した。 石川博昭警務部長は「幹部がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾。職務倫理教養を徹底し、再発防止に努める」とするコメントを出した。