北海道でオーロラ観測 陸別町の天文台、7年ぶり

産経ニュース
北海道陸別町の「りくべつ宇宙地球科学館」が撮影したオーロラ(枠内)=2月28日(同館提供)
北海道陸別町の「りくべつ宇宙地球科学館」が撮影したオーロラ(枠内)=2月28日(同館提供)

北海道陸別町の天文台が、2月28日未明にオーロラの観測に成功し、2日までに撮影した画像を公開した。同天文台の撮影は約7年2カ月ぶり。光が弱く、肉眼では見えなかったが、オーロラを活発化させる「太陽フレア」が2月下旬に大規模に発生し、国内でも観測が可能になったという。

「りくべつ宇宙地球科学館」の津田浩之館長(62)らが2月28日午前2時~同4時ごろ、一眼レフカメラで撮影に成功した。天体現象を研究する名古屋大の塩川和夫教授が波長などを分析し、観測の成功を確認した。

オーロラは太陽から放出された電気を帯びた粒子が、地球の大気と衝突して発光する現象。高度により色が異なるとされ、今回は緯度が低い地域でも見られる赤色が中心だったという。北欧やカナダなど緯度の高い地域では淡い緑色のオーロラが一般的だ。

津田館長は「めったにない機会に撮影できて良かった。太陽活動は今後数年間にわたって活発化するとされており、引き続き観測にチャレンジしたい」と話した。

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