NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第102話が27日、放送され、梅津勝(山口智充)と雪乃(くわばたりえ)の夫婦がヒロイン、舞(福原遥)のことを「うちの娘」と呼び、視聴者を沸かせた。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、舞がさまざまな人たちと出会い、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。勝と雪乃は、舞の夫、貴司(赤楚衛二)の両親で、舞の実家の隣でお好み焼き屋「うめづ」を営んでいる。勝は急死した舞の父、浩太(高橋克典)と幼なじみ。両家は舞と貴司が子供の頃から家族ぐるみの付き合いをしてきた。
町工場の社長を威嚇する梅津夫婦
ドラマは、この日から第22週「冒険のはじまり」(第102~106話)が始まり、オープンファクトリーを成功させた舞たちがうめづで打ち上げを行った際、ひし形金網の製造工場を経営している小堺(三谷昌登)が自分たちみたいな弱い工場にとっては目障りだと難癖をつけてきた。金網は大概の用途がフェンスで、年々注文が減っているといい、舞はそんな小堺を助けたいと知恵を絞った。
舞は、うめづで昼食をとっていた小堺を訪ね、彼の会社の高い技術を生かしてフェンスに代わる新しい自社製品を一緒に考えさせてほしいと頼み、自身のスケッチを見せた。金網を使った風鈴などはどうかと進言する舞に小堺は「作ってどないすんねん?」と尋ね、売るという舞に「はぁ?」と呆れた。小堺は、金網で新しい商品を作るという舞を鼻で笑い「何をアホなこと言うてんの」。この瞬間、店の奥の調理台から勝が「おい!うちの娘にアホとは何や、アホとは」と怒鳴り、雪乃がそんな勝を「まあまあお父ちゃん、もう…」となだめつつも、「今のアホは冗談やんな」と真顔で詰め寄った。小堺はその圧に負け「冗談です」と慌てた。