体操女子で2021年東京五輪の種目別床運動銅メダリスト、村上茉愛さん(26)が23日、自身のインスタグラムを更新し、結婚したことを発表した。お相手は体操男子のナショナルトレーナーなどを務める森田敦士さん。
2人は大学時代に知り合い、約6年半の交際を経て結婚。村上さんは「最高の結果を残せたとき、体操を辞めようかと思ったとき、何もかもがうまくいかず辛いときでもそばで支えてくれた存在」(以下、原文ママ)とつづり、「セカンドキャリアを築くためにたくさんのスポーツや仕事に触れてきましたが、まだまだ未熟な人間と痛感しています。でも彼は背中を強く押してくれるので負けずに頑張ろうと思えます」と続けた。
21年10月に引退した村上さんは現在、スポーツ番組などで活躍する一方、母校の日体大でコーチとして指導している。代名詞だった床運動の大技「シリバス」を継承する夢を描いていた。「これからも変わらず、体操がより発展し強くなるためにできることを全て尽くしていきたいと思います」と競技への思いも記した。
■村上茉愛(むらかみ・まい) 1996(平成8)年8月5日生まれ、26歳。東京都出身。明星高から日体大に進学。2016年リオデジャネイロ五輪は団体総合4位。世界選手権は17年に種目別床運動で金、18年に個人総合で銀メダル。21年東京五輪は個人総合、団体総合とも5位。種目別床運動で銅メダル。同年10月の世界選手権を最後に現役引退を表明した。148センチ、48キロ。