大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(28)が22日、実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板。2イニング想定で打者7人に対して計39球を投げ、安打性は1本のみで3三振を奪った。気温12度ながら、体感温度1桁、風速11メートルと冷え込む中、得意の制球力を魅せた。最速は97マイル(約156キロ)を記録し、カーブ以外の球種を試した。
大谷が投じた内角直球を捉え、唯一の左翼フェンス直撃の安打を放ったライアン・アギラ外野手(28)は「1球1球の制球がすごかった。一番印象的だったのはカウント2−1からバックドアのスライダーを投げられ2−2に追い込まれた。なんとか打とうと必死だったから上手く打てて良かった。翔平とは対戦したことがなく、打席に立ちたいと思っていたから嬉しい経験だった」と笑顔で振り返った。
昨季メジャーデビューした22歳の若手ソトは2打席目で四球を選び「球を見極めて四球になったから、僕が勝負に勝ったと(大谷に)伝えたよ。大谷はメジャーでトップの投手。打席に入ることができて嬉しかった。さすが凄い球を投げてきたよ」と語った。
大谷はオープン戦の初登板が1日早まり28日(同3月1日)の敵地アスレチックス戦の見込みとなっている。