22日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日比84・50ドル安の3万3045・09ドルで取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが長期化することへの警戒感が広がり、売り注文が優勢となった。
FRBはこの日、1月31日~2月1日に開いた前回の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表。政策金利の引き上げ幅を0・25%に縮小することに「ほぼ全員」が同意していたことが明らかになった。FRBが利上げを継続するとの見通しは変わらず、投資家が景気後退懸念を強めて売りが優勢となった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は反発し、14・77ポイント高の1万1507・07。
個別銘柄では、半導体のインテル、小売りのウォルマートの下落が目立った。ITのセールスフォース・ドットコムは買われた。(共同)