KONAMIの大人気ゲーム『eBASEBALLパワフルプロ野球2022』(略称『パワプロ2022』)の最新データを入手し、それを基に、今季どんな能力値を伸ばしたいかを選手に語ってもらうキャンプ企画「僕のアップデート」(不定期)。第4回は阪神・伊藤将司投手(26)が登場。ゲーム内のカーブが投げられない自身に驚きを隠せず、発奮。最多勝&150キロ超えで、さらなる進化を目指すと誓った。
これまでの2年間、その左腕でたくさんの勝利と信頼をつかみ取ってきた伊藤将にも、まだ手にできていないものがあった。パワプロでの「カーブ」だ。沖縄・宜野座キャンプで本紙虎番から最新の能力値データを見せられて、あやうく一度は納得しかけた。
「いいんじゃないですか?(実際の自分と比べて)合ってるんじゃないですか?」
うんうん、なるほど悪くない…と頷いたが、すぐにハッと気が付いた。「カーブがないですね」と-。ここから左腕のハートに火がついて、KONAMIとの真剣勝負の世界へどんどん前のめりで挑んできてくれた。
伊藤将は2021年にD2位で入団し、いきなり10勝7敗、防御率2・44という数字で同期の佐藤輝、中野らとともにセ・リーグ新人特別賞に輝いた。2年目の昨季も9勝を挙げ、見事に先発ローテーションの中心だった。パワプロ側がその点を把握、評価していないわけがなく、今回の能力値に至っている理由を制作チームは次のように明かす。
「球持ちの良さと投球術で試合を作る投手となっています。タイトル争いの数字となってくれば4球種が視野に入ってくると期待しています」