トルコで新たな地震Ｍ６・３　３人死亡、シリアで負傷者

米地質調査所（ＵＳＧＳ）によると、トルコ南部ハタイ県で２０日午後８時４分（日本時間２１日午前２時４分）ごろ、マグニチュード（Ｍ）６・３の地震があった。シリア国境近く。６日に発生した大地震の被災地で、トルコ政府によると、３人が死亡、２００人以上が負傷した。シリアの国営通信は北部アレッポで６人が負傷したと伝えた。

在トルコ日本大使館は、邦人被害の有無を確認中だと明らかにした。被災地では日本の国際緊急援助隊の医療チームなどが活動している。

震源はハタイ県アンタキヤ近郊で震源の深さは１０キロ。中東の衛星テレビ、アルジャジーラはレバノンやヨルダンでも揺れを感じられたと伝えた。

ハタイ県は地中海に面する。トルコ政府は、海面が最大５０センチ上昇する恐れがあるとして海岸から避難するように一時、市民に警戒を呼びかけた。

トルコメディアはハタイ県内で停電が起きたと報じた。地元自治体の当局者は倒壊した建物があると説明した。シリア側ではアレッポで建物が倒壊した。（共同）

トルコ地震死者２万５０００人　東日本大震災を上回る

トルコ大地震で続発「パンケーキ崩壊」　過去にも被害、リスク共有は