3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む日本代表は20日、強化合宿最初の休養日を迎えた。メジャー組でただ一人初日から参加しているダルビッシュ有投手(36)=パドレス=は、宮城大弥投手(21)=オリックス、厚沢投手コーチらとともにバスで合宿地の宮崎県総合運動公園を訪れ、約2時間半の練習を行った。
休養日のため非公開で行われた練習では、侍ジャパン広報によると約30分のストレッチを行った後にダルビッシュと宮城は70-80メートルの距離でキャッチボール。ダルビッシュはその後、利き腕とは逆の左投げも行ったという。
練習後は球場の外で待っていたファンに、宮城とともに約4分間の即席サイン会を行った。取材対応はなかったが、報道陣に対してグッドポーズを見せ「頑張ります」と一言を残してバスに乗り込んだ。
球場を訪れた栗山監督は「やるやらないというよりも、休むことも練習なのでいい形で前に進んでいると思います」とコメントし、ダルビッシュの左投げについては「素晴らしい精度。びっくりしたくらい」と語った。