共産党の小池晃書記局長は20日の記者会見で、同日午前に弾道ミサイルを発射した北朝鮮を強く非難しつつ、「岸田(文雄)政権が狙っている敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有を始め、軍事対応を強化していくことは問題の解決につながらない」と強調。「国際社会が協調して北朝鮮の軍事的挑発のエスカレートを抑えるための『本腰を入れた外交的対応』を強めて、北朝鮮を非核化交渉のテーブルにつかせることがなにより重要だ」と述べた。
「本腰を入れた外交」に関しては、北朝鮮の核を巡る6カ国協議の枠組みを活用すべきと主張。「日本は外交的なイニシアチブを発揮すべきではないか。容易なことではないと思うが、その努力なしにこの問題の解決はない」と語った。