自民党の茂木敏充幹事長は17日、近く帰国する中国の孔鉉佑駐日大使と党本部で約20分間面会し、離任のあいさつを受けた。終了後、両氏は笑顔で報道陣の前に姿を現し、孔氏は茂木氏に「北京でお待ちしています」と訪中を呼びかけた。
自民、公明両党と中国共産党による対話の枠組み「日中与党交流協議会」の再開が念頭にあったとみられる。中国は前向きとされるが、平成30年に北海道で開催したのが最後となっている。
孔氏は令和元年に着任した。2年春に予定していた習近平国家主席の国賓来日の調整に当たったが、新型コロナウイルス感染症の流行拡大で延期となった。